2012年2・3月号





ときどきは外でお茶を楽しみましょう。
ひとりで出かけてもくつろげるお店を
知っていると暮らしが豊かになるよう
な気がします。



居心地のいいカフェはコーヒー一杯でも
落ち着けるところ。子供たち(大人も?)
が大騒ぎなんてのはいただけません。



どこかに花があるとうれしい。
いいカップで出してもらえると、いっそ
うおいしく感じます。
雰囲気に合ったセンスのいい小物があ
れば、話もはずみ、創造力もわきます。
 
人の集まるところでは気を使うけれど、
それが楽しいことだってあります。
ちょっとおしゃれして出かけましょう。
ただし香水は控えめに。



本屋さんや図書館の近くに
そして歩いて行ける場所にお気に入りの
カフェがあるっていうのが理想です。
そこに犬と散歩途中に立ち寄れるような
オープンスペースがあったら、もっといい。
暮らしの中にそんな場所と時間が欲しい
な、といつも思っています。













家で仕込むみそは塩分控えめ。
だから寒い季節に作るほうがカビにくく
ていいと思います。
二人家族の一年分にはちょっと足りないけ
れど自家製の青大豆でみそを仕込むのは
毎冬のイベントになりました。
手前みそはほんとにおいしい。ぜひ挑戦し
てみてください。


〈材料〉
青大豆と米麹は同量の2.5K
自然塩1k(+100g:最後に振りいれる分)
〈道具〉
大なべ・大ボウル・番重・フードプロフェ
ッサー・仕込み容器・食品用ビニール袋・
ラップ・落し蓋・重石など
〈作り方〉
@仕込み前日の夜から洗った豆を背中が
でないようにたっぷりの水につけておく

A大なべや圧力鍋などに豆のつけ汁ごと
入れ、吹きこぼれに注意して柔らかくなる
まで煮る

B煮ている間に塩と麹を番重の中ですり
混ぜておく

C豆が煮上がったら熱いうちにすり鉢か
フードプロフェッサーでつぶし、Aの塩ま
ぶし麹とまぜ

D両手で丸めてみそ玉を作り、袋をセット
した容器に投げつける
(空気が抜けてぴっちり詰められる)

E最後に塩を振りラップをかけ落し蓋と重
石をのせビニール袋と容器を閉じて冷暗
所に保存










あわたさちこの食べものまわり
〈その11・イギリス前篇〉


おいしい料理を楽しい仲間と囲む。
自分のための買い物や旅行に出かける。
ひとり息子が自立し自身の行き先をかえ
た私にはそんな機会がぐんと増えた。
そして初めてのイギリススケッチ旅行。



画材と期待をめいっぱいスーツケースに
詰め込んで2001年10月、親友と成田を飛
び立った。
旅の前半はコッツウォルズ地方のB&Bと
ティールームを後半はロンドンで買い物と
美術館をめぐる計画だ。
借りた車は仏製のプジョー、オートマティ
ック。「外車の運転って初めて!」と間抜
けなこと言いながら西へ南へと映画みた
いな田園風景をひた走る。



おなかペコペコになって目指すティールー
ムの重いドアをあけると温かく甘い香りに
みちていた。
ウエイトレスはロングドレスに白いレース
のエプロンといういでたちだ。
クリームティーを、紅茶は『ウィッタード』
このローズティーにしてみよう。
ポットでね。



お茶の香りにうっとりしていると、サンド
イッチと、ジャム&クロテッドクリーム添
え特大スコーンの大盛りプレートが置かれ
た。ポットにさすお湯を頼み、さんざんし
ゃべって描いて3時間経過。
とてもおいしかったのでケーキは包んでも
らった。
以後アフタヌーンティーはふたりでひとり
分を注文することとなる。
(話も盛りだくさんなので後篇に続く)



B&Bの朝ごはん


  

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