2015年4・5月号





炊事用のゴム手袋は、
たいてい右中指の先に穴が開く。
そして、いつもの店で同じものを買い求める。



これもあやしいと思いつつ旅先で買い求めた
ゴム手袋。やっぱり3週間足らずで右中指先
から水が入ってきた。
と同時に何かが吹っ切れた感じがしたのです。
こんな台所雑貨を自分のおみやげにするのは
苦手な家事を克服したいからといういじましい
気持ちの表れ。
毎日毎日、エプロンのひもを、気持ちも
きゅっと引き締めて、ガスや水道を効率よく、
短時間で仕事ができるようにフル回転で台所
に立ち続けてきた。
自分なりにがんばってきた。
緊張の糸も緩めることにしよう。



そこでほっと一息入れるためのお茶時間です。
豆乳チャイはカップにたっぷりと。



佐渡番茶を保温ポットに作り置き
小さめのカップで一日何回も。



和菓子には緑茶を。
沸かしたてのお湯は湯冷ましに注ぎます。
煎茶にチョコレートをそえるのも
おいしい組み合わせ。



ピッチャーに
レモングラスとミントの葉を入れ熱湯をいれ
2〜3分蒸らしておいしいハーブティーを…。

ただの白湯…疲れている時はこれが一番いい。







もうすぐ桜の季節。
どこから行こうかと、この時期は天気予報や
ネットでの情報収集に余念がありません。



昨年は小木の海潮寺・御所桜と妙見山・
千龍桜の見ごろを逃してしまいましたけれど。
名所旧跡ばかりでなく、民家の桜や廃校に
なった校庭の桜が咲き誇り、本当に佐渡は
花の島だなと思うのです。



風格のある古木、湖畔に植樹された桜、
ソメイヨシノから山桜、八重桜…と



開花時期も土地と品種によってさまざまで
天候によっては1か月近くにもなることが
あります。桜の下でお弁当を広げるのは
格別な楽しみですが、まずはしばらく、ただ
ぽか〜んと眺めるだけ。
まだ少し冷たい風にゆれる桜が、語りかけ
てくるような至福の時間を味わうのです。
そんなことができるのも地域の方の心の
こもった手入れのおかげとありがたく思います。



大慶寺
春の門前市


  

佐渡情報

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