2017年2・3月号









暇な人も忙しい人も、赤ちゃんで
も病人でも、しあわせの持ち分は
毎日みな同じ、というふうに私は
思っています。



目の前が真っ暗に、または頭の
中が真っ白で心が空っぽになっ
た日があっても翌朝にはまた新
しいしあわせでカゴが満たされ
ている。



時に他の人がたくさん持っている
ように見えても、人のカゴを傷つ
けたり、自分の分を増やすため
に奪うのは意味のないこと。
そんなことをしたら、自分のカゴ
が破れ、汚れてしまう。そもそも
しあわせの持ち分はみな同じ。



持ち分が少ないと感じたら、

自分のカゴを

つくろい
(こぼれてしまわないように)、

ごみを払い
(余計なものを入れない)、

洗って乾かす
(美しいしあわせが入るように)。

カゴ好きが高じて、こんなストーリ
ーが生まれました。
しあわせのいれものを箱や、家
に置きかえることもできますね。













冷え込む日には
白おでんいかがですか。
先日、友人に連れられていった
お店でいただいたのはほとんど
無色透明なつゆに、種も素材そ
のままの色、しょうゆ色に染まっ
ていない白い「おでん」でした。



上品な出汁の味がしみこんでそ
れはそれは感動的なおいしさ。
味の記憶があるうちに、真似し
て作ってみました。

おでんはとにかくツユが決め手。
〆のお吸い物はこのおでんの
ツユに三つ葉を散らした椀でし
たからそのまま飲める塩加減
が基準だと思います。



出汁は昆布や干しシイタケ、奮
発して貝柱など使って煮立たせ
ないように丁寧にひきます。
おでん種からもおいしい出汁が
出ますね。
その日食べたのは…玉子、しら
たき、牛スジ、はんぺん、里芋、
つみれ、大根、玉ねぎ入りの練
り物そして豆腐でした。
つみれはアゴのすり身で代用
することにしてそのほかの種は
ゆでたり、豆腐は軽く水を切る
など、下ごしらえをしておきます。
ナベにだしを入れて火にかけ、
塩、酒、少量のしょうゆとみりん
で調味して1度沸騰させます。
下ごしらえした種をナベに入れ、
ふつふつと静かに30〜60分ほ
ど加熱します。
味を含ませるためいったん火を
止め1時間ほど置いたら出来上
がり。
食べる前にまた温めなおします。
溶き辛子や好みで七味、塩や
しょうゆなどをつけてふうふう熱
いところをどうぞ。



はんぺんの作り方



タラ200gの骨と皮を取り除き,
冷水でしめておく。
これを山芋50g、1個分の卵白と、
砂糖みりん塩,各小さじ2分の1
とともにフードプロセッサーです
りつぶす。
滑らかになったすり身をオーブ
ンシートで包み、熱湯でゆでる。


  

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