2021年4・5月号











昨日まで好きだった服が今日は似合わなくなり、
お気に入りの小物が色褪せてみえる近年。
経年変化に加え、気持ちも物事の見方も大きく
変わりました。
おおまかな身辺整理を終えると、すっかり新しい
(気分の)私。

「次はもっと良いのを買おう」
気持ちが離れた服をどしどし処分したのに
あっという間の寒波到来。自粛ムードも影響して
買い物に出かけるどころではなくなり‥





不要でも不急でもない。
「お気に入りを着まわす」なんて余裕はなく、
かといってテキトーなのを買う気にもなれず、
大寒波の最中、洗い替えが不足する事態に直面し
ました。
アイロンとストーブで強制乾燥しつつ「ないなら縫おう」と
決断。

ようやく、小春日和に恵まれた日から一心不乱で服作
りに励むこととなりました。
(早くしないとホントの春が来ちゃう)
衣装ケースに詰め込まれた布地を引っ張り出し
型紙も見つけて(なんでも揃ってる)
まず、コーデュロイ地でパンツを縫うことにしました。
型紙はいつか図書館で借りた本から写したものです。
(良い本がたくさんあります)





まわり道しながら、縫い上げたパンツは
着心地がよく、着まわしもきく1着になりました。





残り布で、クッションカバーを。
それから在庫のビニールコーティング地でショルダー
バッグを製作。
(これはYouTubeで見た作り方を参考にしました。)

その次はブラウス。
久しぶりのボタンホール作りは緊張して
肩がこったけど、出来上がりの喜びは
ひとしおで先に作ったパンツと合わせてニンマリ。





なんでもはじめるまで時間がかかるけど決断すれば、
ガーっと突き進むタイプ。
調子にのって、また布地を注文しているところです。
(在庫量、下げ止まり)


ソーイング、いまブームなんですね。
マスクをはじめ入園、入学グッズを手作りする人が多い
みたい。
昨年、ミシンとアイロンを新調しましたが、品不足が
続き手元に届くまでずいぶん待ちました。

うまく縫うコツのひとつは布地選びにあると思います。
作りたいものに向いていることと、
自分に似合う一番好きな布を。
好きな布なら大事に扱い、ていねいに縫えます。
縫いしろがついている型紙は便利。
型紙のぐるりをチャコペンで印つけするのは
面倒ですからね。
それとこまめにアイロンを当てること。
縫い代やギャザー、タックを落ち着かせると
縫いやすいです。

そうこうするうちに春の花が咲きはじめ、
たちまち気持ちは外向きに。
あたらしい春服で、今年はどこからいこうかな?





地元ブロガーの開花情報を参考に駆け、描き巡ります。
河津桜の次は「さっちゃん桜」。校庭や神社のソメイ
ヨシノを描きながら、思いは真野公園の八重桜へ。





佐渡は花の名所が多いので効率よくめぐりたいのだけ
ど、あまりの咲きっぷりに立ち去りがたいところもあ
って、同じ場所に2度3度と足を運んだりもします。
「スケッチ日和!」に備えるのは画材一式と折りたた
み椅子、防虫ネットと帽子、手袋、虫刺されにビワチ
ンキ。今年はその自家製チンキにプロポリス原液を加
えてさらに強力です。あとは飲み物や軽食を用意して。
天気の急変にそなえ、コートとかも車に積み込み、毎
回小さな引っ越し便です。

いつか桜を追いかけながら日本縦断するのが私の夢。
だから毎春その日ための予行演習のつもりで鍛えてい
ます。




佐渡情報

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