2021年8・9月号



 







「私もヨーグルトをつくっているんですよ。玄米で!」

読者の方から声をかけていただきました。
玄米がヨーグルトに?
さっそく検索して、作りはじめました。

生の玄米を清潔な器にいれ少しずつ豆乳を注ぎ
(牛乳でも)よく混ぜ、軽くフタをして常温に置くだけ。
翌朝にはプルンと固まっていました。







気温の低い日はホームベーカリーの酵母起こしモードで
作ります。
この混ぜるだけヨーグルト、残りにまた豆乳を注ぎ、を
くりかえしていくらでも作り続けられるのです。





桜の若葉やカモミールでもできました。
カモミールは香りがよくてハーブ好きの人ならきっと気に
いると思います。



「ミキ」という飲み物も知ることになりいよいよ発酵
食品まみれ。
その「ミキ」とはやわらかご飯(あるいはお粥)に、
皮をむいて水にさらしたサツマイモのすりおろしを混ぜ
ただけの乳酸発酵飲料です。





【米1カップに水倍量:サツマイモ80g】
作り方は簡単ですが、温度には要注意。
ご飯が炊けたら、しゃもじで混ぜながら冷まします。
45℃前後になったら200ccの水と共にミキサーに
かけたものを混ぜ入れます。







初めはぽったりしているけど、だんだんサラッとしてきて、
そうなったら清潔なビンに移しかえ、
これも常温に半日から1日くらい置いて発酵させます。
ちょっと味見をして好みの酸っぱさになったところで
冷蔵庫へ移動。ビンに移す前、ミキサーでなめらかに
するとのどごしがいいです。







レモンを絞ったり、ヨーグルトを混ぜてラッシーにしたり
アレンジもいろいろ。この「ミキ」に豆乳や牛乳を混ぜたら
これもまたすごい勢いでヨーグルトになります。







毎朝の検温に出先での消毒&マスク・体温チェック。
頻回に測っているうちに、36.5度とか35.9度とか
数字の並びにはよく『5』が紛れていることに気づきました。

今じゃ、この数字がないと落ち着かなくなるくらいです。

このミキからパン種もでき、天然酵母パンが焼けます。
しかも干しブドウでおこすよりずぅ〜っと早く出来て簡単。





1日目  ミキ酵母元種作り
【ミキ:50g・全粒小麦強力粉:30g・塩:1g】
を清潔な容器に入れて混ぜ室温で放置。5、6時間後、
同じ容器に

【全粒小麦強力粉:90g・水:130t・塩:1g】
を加えて混ぜ、また室温に置いておくと自然に発酵します。
ブクブクと気泡ができてきたら冷蔵庫に入れて休ませる

2日目 夕方〜夜 こね、発酵
【ミキ酵母:150g・水:150t・強力粉麦粉:300g】
を混ぜ10〜15分くらいこねたあと発酵させる

3日目 焼く
ぱっと見1.5〜2倍近くに膨らんでいたら焼く





私はこね〜焼き上げまでホームベーカリーを使って
いますが、オーブンや鍋などでも、もちろん大丈夫。
佐渡産の米とサツマイモ、水と塩に小麦粉だけの
シンプルパン。
ぜひぜひ焼いてみてください。


     


奥深い発酵と季節ごとに違う表情の島内めぐりは続きます。
私はこういうの発酵させてますよ!
とアイデアがあったらまた教えてくださいね。










佐渡情報

2013 S*Life all right reserved.