2011年12・1月号




































げんまる つれづれ 綴り





気がつけば暦も最後の一枚となり、
何かと気ぜわしい師走が今年もやってきた。
光陰矢の如し。師走の声を聞くと
一年の色々な出来事が頭を巡るが、今年ほど
自然に対する畏敬の念を感じた年はない。
相変わらず景気はあがらず政権交代しても
なーんも変わらん迷走中の日本に追い討ちを
かけるかのように起こった三月の未曾有の
巨大地震と大津波の脅威には言葉を失った。
その甚大な被害で多くの尊い命が奪われ、
多くの町が壊滅的な痛手を受けた。さらには
福島原発事故をも引き起こすという戦後最悪の
自然災害となった。地震や津波に関わる映像を
見るたび胸痛む一方で、今生きている事・
普通に生活出来ている事に素直に感謝した。
あれから八ヶ月が過ぎ、もうじき震災後
初めての正月がやってくる。
そうだ!初詣では復興へ向けて進もうと
頑張っている人達の分もおこがましくも
新年の多幸を願おう!より多くの御利益を
授かるように初詣プラス七福神めぐりに
出かけよう!と思いつく。

七福神めぐりとは、七つの災いを除き
七つの幸福を与える七人の神さまを巡拝して
福運を祈る一般には正月行事である。
一月七日までにするのが良いとされる。
佐渡の人達は大変信仰深く、島内各地に七福神を
祀った寺々がある。その寺々に順徳天皇を慕って
佐渡に渡り数十年来こよなく佐渡を愛された
故・馬堀法眼喜孝画伯が昭和五十七年に大画像を
寄進した事によって巡礼コースができた。
島の南東部四半分をぐるりと回れるように
なっているコースだからドライブがてら気軽に
行けるのがいい。

佐渡七福神は次の通り↓。

新穂清水寺には無病息災の神さま寿老人、
畑野慶宮寺には健康長寿の神さま福禄寿、
真野世尊寺には五穀豊穣の神さま大黒天、
真野智光坊には海上安全の神さま恵比寿、
小木称光寺には水難除けの神さま弁財天、
羽茂大蓮寺には家庭円満の神さま布袋尊、
赤泊禅長寺には災難除けの神さま毘沙門天が
祀られている。

古来より福神信仰がある日本。
いつの世も福の神は庶民の強い味方だった。
こんな先の見えない世知辛い世の中だからこそ
沢山の御利益と元気を授けてくれる
七福神めぐりに出かけてみんかっちゃ!
大切な人とのー(笑)


  

佐渡情報

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