げんまる つれづれ 綴り


吐く息も白くなり寒さがいっそう
身に凍みるようになってきた。
気づけばもう師走がそこまできている。
一年の終わり、なにかと心身ともに疲弊し
たいしてあるわけない財布の中身が
いつも以上に寂しくなる時期ではあるが、
一日の疲れを癒す労いの一杯の酒だけは
財布が寂しかろうが誰になんと言われようが
譲れない。どんだけ酒飲みなんださと周りに
言われなくもないが、ここ最近は前ほど
飲めなくなった。年のせいを疑いつつも
酒をやめるなんてことは全く思わないし、
むしろ酒をやめようと思うようになったら
人生お終いと考えている(個人的にデス)。
長年ノド越が爽やかでゴクゴク飲める麦酒が
一番と思ってきた。けれど量を飲まずとも
じっくりゆっくり味わえる日本酒もこの頃
ようやくいいかもと思えるようになってきた。
若い頃、正月に飲んだにごり酒で悪酔いして
以来、悪酒扱いしてきた日本酒に、まさか
目覚めようとは。
これも年のせいか?
だとしたら年とるのも、ウン、悪くない。
ともあれ同じ飲むなら美味い日本酒がいい。
ご存知佐渡は米どころ。
そんならヤッパリ地酒から味わにゃ〜と、
只今遅ればせながら色々と吟味中である。
悪酒扱いだった日本酒だったが調べてみると
、なかなか興味深く愉しい。
酒は百薬の長と昔からいわれてきた通り
適量飲酒(これがなかなか難しいですね)で
あれば体に良いとされてきたのに加え、
最近じゃ美容にも良いと巷の女子の間では
近年稀にない日本酒ブームが起こっている。
日本酒を飲むことで体温が上がり血行が良く
なり、上がった体温を保持できるのは日本酒
以外の酒にはない効果で冷え性を改善する。
また日本酒の原料である米麹は女性の美容の
悩みに抜群に効くらしい。
確かに日本酒好きのオジサン達の肌は色白で
つるつるピカピカかも(笑)。
でもって、やっぱり日本酒が愉しいのは旬や
季節があり年に三回味わえる事である。
一番最初の旬は初しぼり、金粉入酒。
にごり酒、が正月用の御屠蘇として出回る。
秋に仕込んだ酒が早くもその年最初の一番搾り
となって新年の席で家族や友人と飲み交わされる
のだ、平和と幸せを感じる季節の酒となって。
そうか、あの時のにごり酒がそういう酒だと
知っとったら悪酔いせんかったかもノ・・・。





  

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