2013年2・3月号





























げんまる つれづれ 綴り


あれよあれよと年があらたまり、
気がつけばもう寒の内。
ひゃぁーーっ、
一年で最も寒い季節が今年もやってきた。
夏の暑さより冬の寒さのほうが絶対マシ!と
ずーっと豪語してきたが、だんだん
そうも言ってられなくなってきた。
認めたくはないが寒さが身に堪える
年頃?になってしまった(苦笑)。
そんでもってこの時期は大抵体調を崩す。
年末年始、ご多分にもれず
あれもこれもと飲んだり食べたりし、
膨満感大いにあり!のところへ
大寒を迎え、風邪をひいたりするのだ
トホホ・・・。
とはいえ体調不良の時でもよっぽどでない限り、
食い意地がはっているせいか食欲が落ちる事は
ない。それでもそんな時は消化がよく、何より
身体も心も温まるものが食べたくなる。
とすれば
やっぱり「おけ(ぇ)」(佐渡弁でお粥のこと)
だっちゃな〜♪
昔から体調を崩したら「おけ(ぇ)」と
相場は決まっているが、それには
ちゃんと意味があった。
粥有十利(しゅうゆうじり)といって
お粥には十の功徳があると道元禅師が
「僧祇律(そうぎりつ)」という仏典から
引用されたものがある。その十利とは、
色(しき)〜血色を良くする
力(りき)〜力がみなぎる
寿(じゅ)〜寿命を延ばす
楽(らく)〜苦痛がない
詞清弁(ししょうべん)〜言葉がはっきりする
宿食(しゅくじき)を除く〜胸のつかえが治る
風(ふう)を除く〜風邪が治る
飢(うえ)を消す〜空腹が癒える
渇(かつ)を消す〜のどの渇きが消える
大小便調適(てき)す〜大小便の通じ良くなる
のだそう。
つまり・・・
自然治癒力とデトックスをサポートするのが
「おけ(ぇ)」ちゅうことらしい。
んーー恐るべし!「おけ(ぇ)」
なにかと健康が気になるお年頃。
毎日食べようかと思うこの頃である。



  

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