2015年10・11月号




















げんまる つれづれ 綴り


ずいぶんと秋めいてきた。
年々暑くなる夏にホトホト嫌気が
さしているから、秋の訪れは心底嬉しい。
とはいえ、嬉しい秋のシーズンも温暖化の
影響か年々短くなって急に寒くなったりする
から秋がなくなってしまうのでは?と要らぬ
心配をしてしまう。
マァマァそんなことはさておき、
暑さで参ったカラダとココロに潤いが戻る
秋だから、個人的になーんも楽しめなかった
夏の分まで満喫しんきゃ〜♪と考える。
収穫の秋が落ち着き、ますます秋が深まる頃
落葉樹が黄色や赤に色づき始める。
そうなると遠くの山の粧いが気になってくる。
そうだ!紅葉狩りに行こう!
澄んだ秋空のもと、美しい紅葉を眺める。
なーんて清々しくていいわナー♪
佐渡で紅葉狩りのスポットといえば、
定番は紅葉山公園。島内一モミジの木が多い。
とにかく彩りが鮮やかで素晴らしい。
それから大佐渡スカイラインの乙和池。
ブナ林に囲まれた神秘的な池がたまらない。
他に意外なところでは、佐渡金山。
建造物に絡まるツタが美しく染まり、
歴史遺産とモミジの共演は見ごたえ十分。
金山の紅葉は11月中旬頃から楽しめる。
家族や友達、彼氏彼女と遠くから眺めるのも
良し、紅葉の中を散策するも良し、だ。
ところで、紅葉狩りって、
何故「狩り」なのか、甚だ疑問だった。
桜を見に行くことには花見なのに、
何故、紅葉を見に行くことは
紅葉狩りというのか?…。
古来日本では、万葉集の時代から紅葉の
美しさを愛でて野遊びをする習慣があり、
平安時代には「源氏物語」の中にも艶やかな
もみじ狩りのシーンが登場する。
どうやら平安時代、貴族の間で紅葉している
木を手折り鑑賞する習慣があったことが、
紅葉狩りの語源になったらしい。
つまり、紅葉狩りの意味は、
紅葉を手にとって眺めるということになる。
現代では、当然のことながら
紅葉を手折るのは、明らかなマナー違反。
近頃、マナーやルールを守れない人が
本当に増えている。
マナーを守って「狩り」を楽しみましょう。


  

佐渡情報

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