2015年12・1月号



























げんまる つれづれ 綴り


寒さがひとしお身に凍みるにように
なってきた。じき師走。今年も残すところ
あとわずか…早いもんである。
今年一年、ざっと振り返ってみると
本当にあっという間だった。
ヤドカリ(=宿借り)生活から脱出し、
ようやく念願の”終の棲み家”が見つかり、
生活がガラリと一変したからだ。
そう若くもないカラダにムチを打ち、
休日返上で新しい生活の準備にあくせく
動きまわる日々。で、気づかされたのは
自身の体力低下と運動不足だ!
若い頃の体力は何処へやら、身体の
アチコチが悲鳴をあげた。相棒ともども
お互いの顔みりゃ、ついて出る言葉は
「てぇそ(しんどい)」。
今年一番使った佐渡弁だわナ。
それでも、ぶっ倒れることなく、どうにか
無事正月を迎えることができそうだし、
ウン!良しとせねば!
今年起こったすべての出来事に感謝を、
そして来年も感謝できる一年になるように
…そうだ!山王さんにお参りしんきゃ♪
山王さんとは新穂の日吉神社のこと。
日吉神社の祭神・大山咋神は、
比叡山の地主神で山王さんの名で全国に広く
崇敬され、特に猿を神使いとすることで
知られている。日吉大社の猿は、特に真猿
(マサル)と呼ばれ、魔去る・勝るを意味し
魔除けや厄除け・鬼門除けの信仰として
尊ばれている。
当神社は古くから山王権現と呼ばれており、
拝殿の裏手の天間には、本殿に向かって裃で
正装し御幣を膝の上に捧げた猿や、鳥居の
天間に合掌した猿など、猿の彫刻が多くある。
来年は申年。申=サル=猿にひっかけて
お参りしたら縁起担ぎになるかも…。
なーんて猿知恵だかナ?
猿知恵ついでに、申年には赤の下着という
らしい。赤がおめでたい色とされ、幸福とを
結びつける説が各地方に残っているいう。
また、申年に贈られた下着をこっそり
しまっておくと幸せが訪れるという伝承さえ
あるというから、案外ホントかも知れない。
とはいえ、猿は顔が赤いのであって…
アッ、そうか!ケツが赤いワ(笑)。
 〜よいお年をお迎えください♪〜

  

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