2015年2・3月号


























げんまる つれづれ 綴り


大寒が過ぎ、じき暦の上では春を迎えるが
まだまだ芯まで冷え切る寒ーーーい毎日。
「夏の暑さより、冬の寒さのほうがマシ」
そう思ってきたが、年々寒さも苦手になって
きた。四季があるのは日本のよさと知りつつ、
近年の極端な気候変動にはついていけない。
身体というは恐ろしく正直である。
とはいうものの、季節の移ろいには悪いこと
だけではなく、寒くなるに連れてだんだんと
よくなるものもあるから、嫌い!にまでは
きっとなれないだろう。
なぜなら…
寒くなるに連れてよくなるものの一つに
大好物の牡蠣があるからだ♪

寒さが厳しくなって、
断然美味しくなってくるのが牡蠣である。
この時期、ムショーに食べたくなる。
牡蠣にはマガキとイワガキの2種類があるが、
佐渡では加茂湖、真野湾でマガキを養殖。
養殖方法は垂下式養殖という方法で、種カキ
(牡蠣の赤ちゃん)を付けたホタテの貝殻を
縄に取り付け、その縄を海中にぶら下げて
育てている。有名な産地と違い、佐渡の牡蠣
は1〜2年の若牡蠣で小ぶりだけれど濃厚な
味わい、そして牡蠣嫌いがよくいう生臭みが
少なく食べやすいのが特徴だ。
殻つきの焼き牡蠣に、牡蠣鍋、牡蠣フライ、
牡蠣のバターソテー、そして牡蠣ご飯。
牡蠣好きにはたまらんメニュー!
あつあつをふぅふぅ言いながら食べるのは
本当に至福の瞬間なのだ。
そんな牡蠣は食べて美味しいだけでなく、
身体にもとても良い食材である。
この時期、空気が乾燥し風邪などのウイルス
や冷えも心配な季節だが、そんな時こそ
「海のミルク」と呼ばれるほど栄養価の
高い牡蠣を食べるべきである。
牡蠣にはビタミンAや特有の成分・カキエキス
が含まれており、鼻やのどの粘膜を丈夫にして
ウイルスが体内に入るのを防いでくれるという。
また皮膚の粘膜も丈夫になるそうなので、
乾燥肌も防げそうだし、カキエキスには鉄分
や亜鉛も含むので冷え予防にもなる。さらに
ビタミンB群も含まれているから、寒さで
溜まりやすい体脂肪も燃焼してくれるという
から女性には嬉しいことづくめなのだ。

過日、某ウイルスのせいで大好きな
牡蠣を自粛したことがあったけれど…
えーい!そんなものなんだってんだ!
旬のものが身体に悪いわけねぇっちゃ!
身体が欲するがままに思う存分堪能せんきゃ。
あ、勿論加熱は十分に…コレ基本デス(笑)





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