2018年2・3月号


































げんまる つれづれ 綴り





大寒が過ぎ、
寒さが身に堪える日が続いている。
あまりの寒さにただでさえ猫背の体が
さらにネコのように丸くなってしまう。
嗚呼…寒さに弱くなった我が身を実感。
好きだった白銀の景色が恨めしくみえる。
頭から足先まで、とまでは言わないが
体の冷えを本格的に感じるようにもなった。
にわか農家の仕事もないこの時期だから、
ゆっくり心も体も温まりたい!
となったら、やっぱり温泉!だよナ〜。
しかも、冬の時化た海なんかわたらんでも
佐渡の温泉へレッツらゴー♪だ〜。

佐渡島内には十七箇所の源泉があり、
至るところに様々な温泉が湧き出ている。
単純温泉・塩化物温泉・炭酸水素塩泉・
硫酸塩泉の4つの泉質があり、さらに
モール温泉という植物起源の有機質を含ん
だ温泉と色々な温泉を楽しむことができる。

泉質別に紹介すると、まずは家族で楽しめる
「単純温泉」。ほぼ無色透明・無味無臭で、
刺激が少なく体にやさしい温泉。お子様から
お年寄りまで、幅広い年齢層におすすめだ。
両津秋津温泉 ・相川温泉・小木温泉・畑野
温泉・羽茂温泉がそうだ。

つづいて、温めの湯「塩化物温泉」。塩分が
多く含まれ、殺菌効果・外傷治癒にも効果の
ある温泉。入浴すると皮膚に塩分が付着す
ることで汗の蒸発を防ぎ、湯上がり後も
ぽっかぽか。
椎崎温泉・住吉温泉・相川長手岬温泉・大佐
渡温泉・金井温泉・真野温泉・小木海岸温泉・
八幡温泉・潟上温泉が該当する。

そして女性には気になる美人の湯で知られる
「炭酸水素塩泉」。重曹の成分が含まれ、
入浴することで皮膚を滑らかにするため
美人の湯と表現される温泉だ。皮膚を石けん
のように洗浄し、水分を発散するため清涼の
湯とも言われている。
加茂湖温泉・佐和田温泉がそうである。

さらに傷の湯と呼ばれる「硫酸塩泉」がある。
硫酸塩泉は、含有成分によって大きく3つに
分かれ、それぞれ若干効能に違いはあるが、
どれも薬効が高い温泉と言われていて佐渡
では赤泊城ヶ浜温泉がそうである。

そして最後に、前述した「モール温泉」。
知る人ぞ知る秘湯・仙道温泉は通には
たまらない温泉である。

冬来たりなば春遠からじ。
温泉で心も体も癒しながら春を待つ。






  

佐渡情報

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