2018年4・5月号


佐渡の華麗な時代絵巻 

おいらん道中実行委員会
委 員 長  斎籐 弘さん
総合主任 本間賢治さん







おいらん道中事始め


「おいらん道中」は今年で22回目になります。
20数年前、羽茂本郷橋竣工の渡り初めに
花を添えようと、「おいらん」の格好をして
渡ったのが始まりです。
その時は規模も小さく出演者はほとんど男性
で、「おいらん」は私(斎籐)がやりました。
写真もありますよ(笑)。
その後も有志で羽茂一宮神社の祭りに参加した
りしましたが、地域おこしの行事にならないかと
いう地元の皆さんの声を受け、「桜まつり」と
一緒に実施するようになりました。
衣装や鬘や道具類などは自前で、風間美容院で
工夫してしてもらい費用もかかって大変なんです
が、桜の花に道中の姿が映える姿が本当に
綺麗で、皆さんには喜んでもらっています。








総勢六十名に


現在は各方面からの協力もあり、三名の太夫
(羽茂太夫、桜太夫、五社太夫)と、近年になって
加わった五名のミニ太夫や子供達の舞子など
も含めて、総勢六十名ほどの規模になりました。
出演者は毎回公募していいます。
「おいらん」は事前の練習が七回ほどあって、
主に高下駄を履いて外八文字の歩き方を練習
してもらいます。
重さ約三十五キロの鬘と衣装を着けて、一キロ
メートル以上歩くのですが、皆さん上手に歩か
れて転んだ人はまだいませんね(笑)。
子供さん達には「舞子」や「かむろ」などの可愛い
格好で参加してもらいます。兄弟がいたりすると
「お兄ちゃんお姉ちゃんが出たので、次はぼくだ
私だ」となって、親御さんともども楽しみにしてい
るようです(笑)。
観客も年々増えて島外からや、写真を撮りに来
るカメラマニアの方もずいぶん増えました。






更なる広がりを


二十数年やってきて、私(斎籐)も歳ですけど
まだまだ頑張ります。
引き継げる人もいるので、この先も地域の活性化
のために続けるつもりです。
この三月には観光キャラバン隊として、東京に
行って宣伝する予定です。
桜まつり当日には「おいらん道中」だけではなく、
朝からフリーマーケットや地元の芸能など盛り
沢山の内容となっていますので、皆さんぜひお
越しください。










左:斎籐さん    右:本間さん



第22回おいらん道中in桜まつり
2018年4月15日(日)
15時 羽茂農村環境改善センター前出発
お問い合わせ:羽茂商工会 0259-88-2160



  

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