縁とは奇ナリ。
〜あいえんきえん〜

第7話
《特産品、発見》の巻

『榧(カヤ)』という植物、知っておら
れる方多いと思います。
イチイ科の常緑針葉樹で暖帯林に
自生する、雌雄異株。







風媒花で、雌木には9月〜10月に実が
なり、車道で潰れているのを良く見か
けます。じつはこの『榧の実』、物の少
ない時代のオヤツだったり、薬の代わ
りだったりした頼もしい食材。
栄養価も高く、薬効は『便秘』『おも
らし』『かんしゃく』等。
薬代わりなだけあって生で食べる事も
あったそうで、そうとうマズいとか …。
炒って食べると香ばしく、パワフルな
味。やまだも小さい頃、ばぁちゃんに
炒ってもらって食べました。
クセがあるけど、なぜかやめられん味
ですね。こんなに素晴らしい食材、ほっ
とけない！車に潰されてもったいない！
と言う気持ちから、特産品にならない
か。ってことで今から３０年程前、『カヤ
の実会』がたちあがったそうです。





かやの実。綺麗な緑色の実。この中の
アーモンドに似た形の種子を食べる。
かつては薬としての役割もあった。



『榧』はまだ未開発の分野のため無農薬。
栽培しているわけではないので、自生し
ている『榧』から自然の恵みをいただく
という形で、実の収穫から加工、梱包ま
でを全て手作りで行っています。
代表の笠木さんは、とってもかわいいお
ばあちゃん。
『いや〜はずかしいっちゃ。』
ということで写真はひかえさせていただ
きましたが、『榧』への思いで優しく満
ちています。
『榧は体にもいいし、おいしいよ。甘か
りんとうが一番のウリかなぁ。問題はあ
とを継いでくれる若けぇもんだなぁ。』
商品の種類としては『カラ付き』、やさ
しい甘さの『こふきがや』、榧が入った
『かりんとう』シリーズの甘めの『甘』
と塩をまぶした『しお』。
味見をさせていただいたらみごとに、
やめられない。止まらない … 。
佐渡汽船、特選市場、スーパーなどで
手に入ります。
ぜひ一度体験ください。
手作りのパワーあふれる味！