縁とは奇ナリ。
〜あいえんきえん〜




第十五話
《自然と寄り添い生きる》



3月下旬、ヤマダは一軒の古
民家を訪ねた。そこは、現代
日本とは思えない、生活の音
とにおいとが溢れる空間だっ
た。なんとも懐かしい、温かい
大きな家族。みんなでコタツに
あたり、お茶を片手に会話をし
赤子が泣けば、誰ともなくあや
し、母は乳をあげる。となりの
部屋からはお兄ちゃん達の遊
ぶ(暴れる?)音。外には走り
回る子供たちの姿・・・。






福島‐佐渡保養センター
【佐渡へっついの家】
貝塚集落にある築百年の古
民家で福島県、高放射線地
域に暮らす方々の保養を目
的とした施設。この3月、春
の保養キャンプが賑やかに
行われました。





【へっつい】=【かまど】の事。
かつてかまどは生活の中心
にあったと聞きます。
同じ釜の飯をみーんなで食べ、
うちの仕事をみんなでする。
子供はみんなで慈しむ。




ヤマダ、お気に入りの一枚。
大きい靴、小さい靴、長靴、
短靴キレイじゃないけど
美しい生活の姿。






この【へっついの家】は、いま
なお続く福島の被災復興の現
状、原発による汚染の【ほんと
う】を知る福島のNPOと佐渡
の市民団体【福島サポートネッ
ト佐渡(サポネ)】により立ち上
げられました。まだまだ支援が
必要です。ボランティアさんも
大募集してます!私たちにで
きることを続けていく必要があ
ることを今回の関わりで感じ
ました。
詳しくは【サポネ】HPを!



  

佐渡情報

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