縁とは奇ナリ。
〜あいえんきえん〜




第二二話
《続々・髯地鶏年表》の巻


ヒナがかえったぞ〜!』
五月、まちに待った知らせを聞き
さっそく鶏舎にお邪魔しました。
【種】の保存と【特産品種】確立を目
指すべく始まった、髯地鶏への取り組
み。原種である髯地鶏が産む卵の数
や時期はどうしても限られてくる。
それに加え、特産品種のかなめとなる
第一雑種(髯地鶏×ロードアイランド
レッド)は、それぞれの体格の差もあり
受精率が低い。そんな中での新しい
命の誕生はとても喜ばしいことです。
こちらがヒナ。今ではきっと立派な姿
になっていることでしょう。








【佐渡髯地鶏年表
(昭和五八年〜現在)

昭和五八年
(1983年)九月より春ヒナの分譲を開始

(1984年)新潟県文化行政課からの問い
合わせに対し、飼育保護の現況を報告

昭和六二年
(1987年)佐渡島内百羽となる

平成0四年
(1992年)新潟県文化財保護審議委
員会で髯地鶏の天然記念物指定に
ついて話題となる

平成0五年
(1993年)秋篠宮ご夫妻、佐渡博物館
来館。髯地鶏を観覧
八月、岡田育穂広島大学教授
により血液検査実施
佐渡博物館飼育舎を新築
新築展示を開始

平成一五年
(2003年)鳥インフルエンザ世界的流行
予防薬液を散布し対応

平成一六年<
(2004年)佐渡博物館飼育羽数、
オス一六羽、メス一七羽。
計三三羽
髯地鶏食材化への取組み<
食材命名【佐渡地鶏・ひげ】
一代雑種(髯地鶏・ロードアイランド
レッド交配種)
二代雑種の生産

平成一七年
佐渡地鶏・ひげ生産組合設立
一代雑種孵化生産開始
五00羽生産に挑戦
佐渡髯地鶏保存会の結成現在に至る。


  

佐渡情報

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