ザゼンソウ
花の姿は
座禅僧
サトイモ科
ザゼンソウ属
花期 4〜5月
「座禅草臙脂(えんじ)の衣の達磨かな井児」。
達磨大師が座禅を組む姿にみたててこの名がある。
「ザゼンソウとの出会いで山歩きをするようになった」。
「サンカヨウとの出会いがきっかけ」と、花の出会いが人をとりこにする。
ザゼンソウもまた強いインパクトを人々に与える。
大佐渡のドンデン周辺。
色とりどりの春告げ花の咲く花園。
白骨の池と呼ばれる湿原はザゼンソウの群生地。
赤茶色の部分は仏炎苞といい、内部にある黄色の花の集まりを包み守っている。
仏炎は仏に供える炎、大きなローソクの炎形である。
苞は葉の変形したもので苞葉とも言い蕾や花を包み保護する葉のことで、
鱗片状にもなり、また本種のように色づいて花弁状になるものもある。
苞の内にたつ黄色の肉質の棒状のものが花の集まりで、肉穂花序と呼ばれる。
ポツポツと点在するものが1箇の花で、4枚の小さな花びらが、雌しべと4本の雄芯を囲んでいる。
花には強烈な悪臭がある。
そのため英名スカンクキャベジン、仏炎苞が黄色いもをイエロー・スカンクキャベジンという。
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