54.佐渡の御堂

○長谷寺・五智堂○慶宮寺・八祖堂○瓜生屋大日堂


【長谷寺・五智堂】大和の長谷寺を模したといわれる大同2年(807)開基の古刹。
世阿弥が松ヶ崎から峠を越えて長谷寺に至ったことが、「金島書」に書かれている。
参道のボタンの古木も美しく、まさに初瀬の趣。ここには平安期の観音3尊(国重文)や五智堂(県有形)、三本杉、高野マキ(県天然)など、歴史の古さを語るものでいっぱいである。
【慶宮寺・八祖堂】順徳上皇の皇子慶子女王とのかかわりがあったといわれる寺。
見所は正徳3年(1713)建立の八祖堂(県有形)。内陣に八角の回転厨子があり、金輪仏頂・大日如来・八祖大師と、居ながらにしてすべて参拝できるという珍しい堂。
【瓜生屋大日堂】木喰長音の作といわれる大日如来を安置する小規模仏堂。ただし、大日霊神社というれっきとした神社で、延徳2年(1490)建立。(県有形)
[交通]
●長谷寺・五智堂:両津港より車で約30分。
●慶宮寺・八祖堂:両津港より車で約30分。
●瓜生屋大日堂:両津港より車で約20分。 

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