佐渡金山の概要

小判になるまでの工程
 採掘・選鉱・製錬・鋳造(チュウゾウ)・鋳貨とういう
5つの工程を経て小判は作られる。
各工程は専門職に分担され、
すべて手作業と、
気の遠くなるような作業の繰り返しで行われたが、
18世紀中頃からは、
不正防止のため、
鉱石が小判になるまでの全工程にわたり、
奉公所役人が立会い、
鑑定・計量・記帳・警備などの業務を行った。
完成した小判や銀塊は、
いったん奉公所内の御金蔵に納められ、
一定の量に達すると厳重な警護のもと江戸に送った。
江戸時代を通じては鉱山は盛衰を繰り返し、
何度も経営改革が行われ、管理体制も変化した。


TOP