佐渡金山の概要

佐渡金山の沿革 
佐渡では、平安時代の末頃からすでに砂金が発見されていた。
しかし、佐渡金山が世に知れわたるのは、
慶長6年(1601)に相川で金鉱脈の採掘が本格的に開始されてからである。
同年佐渡は天領となった。
最盛期は元和初期から寛永中期頃(1615〜1634)まであり、
当時、有力山師であった味方但馬(ミカタタジマ)が経営した割間歩(ワレマブ)では、
出鉱高が10日で1万荷にも達した。
採鉱作業は、地中からの湧き水との戦いであった。
水上輪などの新型排水器具を積極的導入するとともに、
元禄9年(1696)には、
割間歩の水貫のため南沢疎水坑道が開削された。

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