坑道探検

測量法と間切改め



間切とは、長さ、幅、高さを決め、
工程を立て、掘り進んだ探鉱坑道のことであり、
水貫・排気などの目的で掘られるものもある。
奉行所が、一ヶ月当たり何尺掘るかを決め請け負わせた。
掘られた間切りは、
奉行所山方立会いの上、
計画通りかどうか検査する。
振矩師(フリガネシ)(測量師)と山師(間歩稼行者)が間切りの長さを測り、
抗壁に付けた印の間隔を間縄で測って調べた。
当時すでに羅針盤測量器を使用した高度な技術があった。
役職のものは、
紙のこよりを硬く編んだ「てへん」を被り頭を守った。

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