延金(ノシキン)の鋳造
揉金は「荒」と「微塵」にふるいわけられ、
寄金床で熔かして固め寄金にする。
寄金には「微塵」からつくる好金と「荒」からつくる薄金がある。
好金のほうがより純金に近い。
二種類の寄金を、
小判の色合いや純度を考え混合し加熱熔解して、
土製の鋳型で延棒状に吹き固め、
叩き延ばして延金にする。
延金は小判の地金であり、
計量、記帳し後藤役所の検査に廻される。
後藤役所は、後藤座ともいい、
江戸幕府の金貨鋳造の独占工場である。
今でいえば財務省造幣局にあたる。
後藤役所では延金を手本金(純度見本)と見比べ、
金の品位を鑑定し、
合格品には極印を打った。

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