情報 2009年11月25日 エスライフ 09年12・1月号 |
ホール(丸ごと)がうれしい 冬のごちそう 小さい頃アイスクリームのケーキをひとりで1台全部食べたいと思っていました。 夏にはすいか丸ごと1個に挑戦しましたがその結果は記憶にありません。 もちろん独り占めするより、みんなと一緒に分け合って食べることの方がずっと楽しい。 この季節はとくに集まりが多くなりますから、素材を丸ごと利用してごちそうを作りましょう。 といっても特別難しいことではありません。 たとえばじゃがいもをゆでる場合、皮をむいたり切ってからゆでたら、 栄養やうまみが全部ゆで汁に出てしまいます。 よく洗ったおいもを丸ごと蒸してから調理した方がおいしい、そういうことです。 肉だったらブロック肉や骨付き肉をじっくり焼く。 皮がしっかりうまみを閉じ込め、ジュシーに焼きあがります。 お店でブロックや骨付きの肉を見つけたらぜひ試してみてください。 チキンやターキーなら、クリスマスディナーです。 豚のブロック肉でもいいでしょう。 内臓が抜いてあるトリ肉を買ってきたらよく流水で洗い、ふきんで水気をふき取ります。 味がしみこみやすいよう皮にフォークでプチプチと刺し、塩コショウします。 フィリング(詰め物)はたまねぎとにんにくのみじん切り、フランスパンを荒くほぐしたの(またはクスクス)に、 あればドライアプリコット(砂糖がついていない干しあんず)や栗、 ゆでたヒヨコ豆、戻した干ししいたけ、などと塩、セージやローズマリー、 パセリなどのハーブをトリのお腹に詰めます。 詰め終わったらたこ糸やようじでとめて天板にのせたら下ごしらえのできあがり。 180度にあたためておいたオーブンに肉を入れ焼きます。 焼き時間は肉の重さが1キロだったら1時間が目安です。 焼き目がついてきたらレモン果汁や天板に流れ出てきた肉汁をかけます。 これを様子を見ながら2、3回繰り返します。 竹串で肉を刺してみて透明な肉汁が出てくれば、焼き上がりです。 あら熱を取ってからめいめいに切り分けます。 あまった肉はサラダやチャーハンに、骨は水から煮出しておいしいスープにどうぞ。 あわたさちこ FAX 0259-23-2937 Mail sachiko-holiday@gmail.com http://blog.sachiko-holiday.com/ 特集TOP エスライフTOP |