情報 2009年9月25日
エスライフ 09年10・11月号
佐渡のうんめぇもんを食べよう!

〜 カラダへのススメB 〜

豊かな実りと豊かに肥えるそんな季節がやってきました。

「食欲の秋」です。



秋は多くの農作物にとって収穫の時期。

ここ佐渡でも秋の訪れとともに島ならではの「うんめぇもん」の収穫が始まります。

代表的なものとして佐渡産コシヒカリはさることながらやっぱり「おけさ柿」ではないでしょうか。

おけさ柿は新潟の八珍柿を改良した渋柿で種がなく甘くてジューシーな佐渡の特産品です。

秋の佐渡になくてはならない果物・柿。

柿は昔から日本人に親しまれた果物。

山里に色鮮やかな柿が実っている景色は深まりゆく秋を感じますね〜。

この柿の魅力はなんといっても豊富な栄養素!

柑橘類にひけ劣らぬ豊富なビタミンC。

大きな柿一つで一日分の所要量が充分とれます。

またカリウムが含まれるため利尿作用もあり、お酒のあとや二日酔いにはもってこいです。

柿渋タンニンという成分があり血圧を下げる効果があります。

ただし、この成分は鉄と結合して鉄分の吸収を妨げるので貧血の人は食べすぎに注意。

冷え性の人や産後病後の人も冷やす作用があるため多食は厳禁です。

生柿だけでなく干し柿にも素晴しい栄養素があります。

干すことによりビタミンCは失われますがビタミンAは三倍近くになり、食物繊維も豊富になります。

こんなにカラダにイイ柿が佐渡の特産品だなんて嬉しいですね〜♪

さらに・・・

柿の魅力は実だけじゃありません!

柿の葉には実に負けないくらいの豊富なビタミンCが含まれています。

若葉の頃は天ぷらにしたり(美味です!)、柿の葉茶にして飲酒や喫煙で失われた

ビタミンCを補うのもGOODです。

いやはや、ホントに柿って「すんげぇーーー」

秋が終わるとすぐに冬がやってきます。

季節の変わり目は何かと忙しく体調を崩しがち。

そんな季節にピッタリなのが柿。

カラダへおススメしたい佐渡のうんめぇもんが、味わえる時期はもうすぐ。

美味しい秋を堪能あれ!





〜 知ってた? 10月26日は「柿の日」 〜

柿食えば/鐘がなるなり/法隆寺

有名な正岡子規の名句。

明治 年 月 日からの奈良旅行でこの句を詠んだとされることから「柿の日」としました。

また、柿の出回る時期として地域・品種によって異なりますが、ちょうどこの頃は秋も深まって柿の実も

赤く色づき全国的にも柿が出回る時期であるところにもよります。

子規は大の果物好き、こと柿には目がなかったようです。

柿食えばの名句以外にも柿を題材にした句がいくつも残されています。

明治28年10月26日、その年の柿を食べることなく35歳の短い生涯を終えました。




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