情報 2009年7月25日
エスライフ09年8・9月号
      






げんまるつれづれ綴り





♪〜ハァ〜ァ佐渡へ 佐渡へと草木もなびくよ〜♪

「佐渡おけさ」は夏祭りの盆踊りや民謡流しで必ず流れる、島の人間にとってはごく身近な民謡である。

夏の夜、哀調を帯びた節にあわせて優雅に踊る姿は誰彼問わず美しい!(と思う…笑。)

佐渡の夏祭りには「佐渡三大祭り」という大きな祭りがあるが、

なかでも「相川鉱山祭り」「小木港まつり」の行事である、

おけさ流しやおけさ踊りは佐渡おけさのルーツを秘めているだけに毎年盛大に行われる。

そもそも、おけさの元唄は九州のハイヤ節という港の酒もり唄で船乗りの手で小木や越後に上陸、

おけさ節となった。

小木に入ったハイヤ節はハンヤと呼ばれ、座敷唄から盆踊唄になり金山の選鉱場で

唄われるようになってから「おけさ」と呼ばれるようになったという。

かつて佐渡産金の積出港であった小木と佐渡金山の地・相川。

その二つの地に伝わった、「おけさ」。

おけさのルーツに、佐渡の歴史のシンボル・金山が深く関わっていた事を考えれば

相川・小木 両者の祭りの活気は当然だ。

とはいえ地元地域の強い結束があってこそ、である。

地域の人々の熱い思いを感じる祭りは、もうすぐである。





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