情報 2009年11月25日 エスライフ09年12・1月号 |
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げんまるつれづれ綴り 今年も残すところあと一ヶ月となった。 師走の到来-。 一年の締めくくりと、正月準備に追われる最も忙しい時期がやってくる。 その繁忙さゆえに、「どうして正月なんてあるのだろう」などと思ってしまうが、 この忙しさのワケには全て「正月の由来」にあった。 昔から元旦には、「年神様(としがみさま)」という新年の神様が、 一年の幸福をもたらすために各家庭にやってくるという。 年神様は、その年の五穀豊穣を司り、人々に健康や幸福をもたらす神様で 「正月様」「歳徳神(としとくじん)」ともいう。 この年神様を迎え入れてお祝いし、たくさんの幸せを授けてもらうために 大掃除や門松・注連縄・鏡餅などといった一連の正月行事・風習が生まれた。 つまり、この師走・年末の忙しさは大事な大事なお客様をお迎えする為の準備期間というワケ。 もちろん、年が明け年神様をお迎えしお見送りする小正月の一月十五日まで 正月行事は続くのだが、その行事のひとつひとつに年神様をめぐる 深い意味が含まれていると知ると、心豊かに正月が過ごせる気がする。 「忙しさ」のワケがわかったら … 大掃除をする手も早くなりそうだ! 隅々までキレイにして清々しいココロで年神様をお迎えしたいものである(笑) 「初詣に行こう!」 〜 佐渡・初詣スポット 〜 お正月には欠かせないイベント「初詣」 初詣は、一年の無病息災を祈る行事。是非、参拝に行こう。 ○度津神社(羽茂飯岡) 創祀不明。延喜式の式内社で佐渡国一の宮。 祭神・五十猛命(いそたけるのみこと)はヤマトノオロチを退治した素戔嗚尊の子で 高天原より持ってきた樹木の種を日本全国に蒔いたという神話が残っている為 主に材木関係者の守護神とされた。 また度津という名から綿津見神(わたつみのかみ)を 航海安全の神として祀ったという説もあり定かでない。 今日では海上・陸上の交通安全の守護神として信仰をあつめている。 ○宇賀神社(両津両尾) 祭神・倉稲魂命(うかのみたま)は食物の神で稲荷大名神のこと。 伝説により白蛇を祀っているといい金儲けの神様・福を授ける神様として商売人の信仰が篤い。 五百段あまりの階段を登り海抜106mの小山に建つ神社で頂上から眺める景色は素晴しい。 ○真野宮(佐渡市真野) 祭神・順徳天皇は後鳥羽天皇の第三皇子。 十四歳で即位につかれ第八十四代の天皇となる。 文武両道に優れ、著者も多く和歌にも優れていた。 承久の乱に敗れ佐渡配流となり在島二十二年間を真野宮(真輪寺)で お過ごしになられ仁治三年、崩御された。 配祀に学問の神様・菅原道真朝臣と同じく佐渡配流となった日野資朝朝臣を祀っている。 特集TOP エスライフTOP |
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